早いものでアンゴラから帰国して5カ月が経ちました。
今回の記事では、帰国してからアンゴラ生活を振り返ってみて感じた、アンゴラの良かったところと大変だったところを紹介します。
1.お手伝いさんやドライバーさんを日本より気軽に雇える
アンゴラにいた初期の頃は定期的に、後半では不定期ですが必要な時に、ドライバーさんやお手伝いさんに来てもらってました。
ドライバーさんについては、私たちは夫の免許が発行されてからは助手席に座ってもらい練習し、それからは必要な時に1回5000kzで来てもらうようにしていましたが、お子さんのいる家庭だと、平日の朝晩の通勤だけで車を使うのではなく、学校への送迎や買い物などでも車が必要となるのでドライバーさんを月単位で雇っていました。
信用できる人を見つけるのが大変なので、基本的には前任者から紹介されてそのまま引き継いだり、今雇っているドライバーから紹介してもらうことが多いです。
私1人で出掛ける時は、タクシーを使ったり誰かと相乗りさせて貰うことが多いので頼むことは少なかったのですが、夫が高熱で病院に行ったり入院になった時やパンクした時にドライバーさんに連絡すると助けてくれました。クリスマス前はボーナスをねだられたり、渡したはずの給料を貰っていないと要求されたりはありましたが、すごく頼りにしていました。
お手伝いさんについては、最初は週に1回頼んでいましたが、次第に掃除やアイロンなど自分で日中サッと出来るところは自分でして、ベランダや窓、オーブンなど少し手がかかる所の掃除を1~2か月に1回の頻度で頼むようになりました。
夫の海外出張前にアイロンで夫のスーツを溶かしてしまい、涙は出ていないのですが声を上げて泣いたふりをしたり、掃除しながら家族と大声で電話したり、帰国前には何か貰える物品はないのか催促があったり…。そういうのを含めても、お手伝いさんに定期的に依頼できる環境は良かったです。
お手伝いさんを頼める環境で子どもがいたら、週に何回かお手伝いさんに来てもらい、掃除や子供の見守りをしてもらっている間に作り置きなどの家事をしたり勉強したり、自分の時間を作りたいな~と思いました。
アンゴラで生活を始めた頃の記事もあるので良かったらこちらも見てみてください。
yu-k615.hatenablog.com
2.海鮮がたくさん食べられる
ルアンダは海に面しているため、新鮮な海鮮がたくさん食べられます!
ちょっと贅沢にロブスターだったり、前菜?つまみとしてイカフライだったり、よく食べてました。レストランで食べるだけではなく、その日の朝に港であがった魚などを買えるお店で新鮮な魚を買ってきて、夫が捌くこともあります。
新鮮な魚を買ってきて焼いたり揚げたり夫と色々試しながら食べてみたのも楽しかったです。日本に帰ってきてからは、アンゴラにいた時ほどは海鮮が食べられなくて寂しいです…。
3.日本人コミュニティが程よい小ささ
アンゴラはアフリカの中でもマイナーな国なので駐在している日本人も少なく、アンゴラに赴任してきた日本人とは大体誰かが繋がっています。
とは言っても、仲良い人と定期的にスポーツをしたり、滞在中のどこかのタイミングでイルカウォッチングやキッサマ国立公園など誰かを誘って観光地に行ってみたりする人もいれば、歓送迎会のみ参加する人など様々です。
ブラジルにいた頃は週末に何かしらイベントがあることが多く、それはそれで楽しいものの、それがずっと続くと疲れてしまったり…。
イベントや大人数の集まりがそんなに得意ではない私には、そんなに大きくなくて派閥もなく、程よい距離感で付き合えるコミュニティが気楽でした。
4.海の近くに住める
私たちの住居は海の近くだったので、ベランダで海を見ながらお菓子やコーヒーをつまんだり、時々夫がウクレレの練習をしたりして、まったり過ごすことが出来ました。
また、プライベートビーチにふらっと行ったり、休みの日に十分気を付けながら海沿いのお散歩するのも楽しかったです!!お散歩しつつ道端のココナッツやサトウキビのジュースを買って飲んだり、海沿いの良さげなカフェを見つけて入ってみたり…。
今思うと海の近くのお散歩は気持ち良かったし、贅沢だったな〜と思います。
5.南国気候を楽しめる
アンゴラの季節は雨季と乾季がありますが、少し肌寒い乾季も15℃くらいで3ヶ月ほど。それ以外は基本的に夏の格好で過ごしていました。
一日中家にいる時はテキトーな格好をしていますが、少し外出する時には夏っぽいワンピースを着たりして日本ではあまりしない格好を楽しみました。
また、アンゴラで暮らす分には夏服と何か羽織るもので十分なので、日本から来るときにかさばる荷物が少なかったです。
大変だったところ
1.情報が少ない
アンゴラへ行くことが決まり出発前に情報を集めようと調べてはみたのですが、マイナーな国なので、なかなか生活や暮らしに関する情報が見当たらず…。
外務省が出している情報を見たり、私より3か月早く渡航した夫から話を聞いて荷造りをしました。
2.健康面で気を使う
まず渡航前に必要な予防接種も色々あり、同時に打てるものもあれば2週間以上空けないといけないものなどあるので、計画的に打つ必要があります。私たちが渡航した時はちょうど2回目の新型コロナのワクチン接種の時期だったので、予防接種のスケジュール調整も大変でした。
現地で生活を始めてからも、常に食べ物や蚊には気を付けないといけません。
3.移動が大変
日本〜アンゴラへ行くには、ヨーロッパや中東で飛行機の乗り継ぎが必須なので20時間以上はかかります…。
また、アフリカ内の移動もあまり便利ではありません。せっかくアフリカにいるなら、とザンビアやマダガスカルなどへの旅行も考えていましたが、距離の割に乗り継ぎが必要だし高いし…。日本やヨーロッパのようにLCCがある訳ではないので想像していたほど安くは移動は出来ず、アンゴラにいても意外と他のアフリカへの旅行はしにくいと思いました。
4.思ったほど安くない
アフリカというと何でも安いイメージがありましたが、アンゴラは割と最近まで内戦をしていたこともありほとんど輸入に頼っている為、基本的に物価は高めです。
また、国内でとれるバナナやパパイヤなどの果物や野菜で安い物もありますが、ローカルすぎる場所で買うのも不安で、外資系スーパーでキレイな安全そうな野菜などを購入するとやはりお高いです…。
旦那さんに帯同して来ている奥様方とお話する機会があると、どこで買い物をしているか、お肉はどこのが新鮮か、という話題は必ず出ますし、買い物する場所も限られているので、週末に夫と買い物に行くと知り合いに遭遇することもよくあります。
5.治安面の不安
アジア人はお金を持っているというイメージがあるので、歩いているとChina!ニーハオ!とか言われたり、横についてきて何かくれと言われることがほとんどです。
また、アンゴラではレストランやカフェでも路駐しないといけない場所が多いのですが、駐車する時に「ここ空いてるよ」と教えてくれたり、手で「オーライ」と見てくれる人が大体いて、車外に出るとその分のお金を求められます。
私たち夫婦は幸いなことにブラジルでもアンゴラでも何かを盗られたり巻き込まれたりしたことはありませんが、それは地域の危険情報はチェックして出掛ける場所や時間帯に気を付けたり、貴重品から常に目を離さないようにしていたりと、基本的なことを守っていたからかな~と思います。
さいごに
現在進行形で成長中の国なので、また数年後にでも行ったら街中の様子などもすっかり変わっているとは思いますが、私が滞在中の様子を思い返しながら、私が思うアンゴラの良かったところと大変だったところを書いてみました。
色々大変なこともありましたが、振り返ってみると夫婦二人で貴重な体験を楽しみながら過ごせました。
アフリカ行くのも暮らすのも初めてで不便なことも多々ありましたが笑、アフリカ生活を経て、無いものは工夫して楽しんだりするたくましさが身についたと思います。
また細々とアンゴラ生活の記事も更新していこうと思いますので、よろしくお願いします♡